なんと、獣の奏者の外伝が発売していました!
著者の上橋先生もあとがきで語っているように
これはもう大人向けな内容です。
人生になやんだりはともかく、選択を倦んだり…は、実感のあるなしで重さが違うでしょう。
やはりファンタジーは大人の作家に書いていただくと世界の深みが違うなぁ、と実感できます。
(もちろん、若さゆえのエネルギー、勢いも捨てがたいのですが)
エリンとイアルの生真面目夫婦のなりたちは思いやりから、だなんて、素敵だし。
エサル先生の人生の背景に、いろいろな師や友人、家族がいることがわかって。
二世代目に話がつむがれることがあってもおかしくないように思えました。
もういちど、痛い話だけど、獣…の3、4巻読まないと、と思います。
また、違う思いで感じられるのではないでしょうか。
(ただし、その世界に入ってしまって、還ってきにくいのが問題)
守人も読み返しに、秋冬はいいシーズンです(まだまだ残暑ともいえない、もの凄い暑さですが)。